今回は、肌の悩みの中でもトップ5に入る「テカリや毛穴の開き・黒ずみ」の原因となる皮脂に着目しました。まずは皮脂そのものをしっかり理解して、正しいスキンケアを学び一緒に土台の整ったすっぴん美肌を目指しましょう。
目次
1 皮脂の役割ってなに?
2 皮脂が原因で起こると肌トラブルとは?
3 皮脂による肌トラブルのケア方法って?
4 お勧めのラティーヌアイテム
5 まとめ
1.皮脂の役割ってなに?
顔のテカリやべたつきの原因となる肌の「皮脂」。そもそも、この「皮脂」とは何でしょうか?また皮脂の本来の役割とは何でしょうか?
皮脂とは、毛穴の中の皮脂腺から分泌される油脂状の物質です。皮脂は毛穴から出て角質の表面に広がり、水分の蒸散を防いで、肌のうるおいを守る役割があります。
また皮脂は、アレルゲンなどの侵入を防いでくれるバリア機能や、皮膚表面で菌が増えにくい環境を整えてくれる効果、肌の伸展性や摩擦性を保護する作用など、様々な役割を担っています。
一見、良くないものと捉えられがちな「皮脂」ですが、健康な肌を維持するために必要な役割を沢山担っています。
2.皮脂が原因で起こると肌トラブルとは?
健康な肌作りに欠かせない「皮脂」ですが、過剰に分泌されてしまうと皮膚表面の水分とのバランスが崩れ、肌トラブルにつながってしまいます。まずは「皮脂」が過剰に分泌される原因を探っていきましょう。
その1 食生活の乱れ
その2 慢性的なストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ
その3 ホルモンバランスの乱れ
その4 不適切な洗顔方法や保湿不足による乾燥
これらが「皮脂」を過剰に分泌してしまう大きな原因です。皮脂の過剰分泌を放置しておくと、ニキビ・毛穴のひらき・くすみなどの肌トラブルを引き起こします。
・ニキビ
→毛穴の中心に起こる慢性的な炎症性疾患です。過剰な皮脂分泌により、毛穴が詰まり、皮膚の常在菌が皮脂を餌として成長することでニキビが生じると考えられています。
・脂漏性皮膚炎
→眉部や眉間、小鼻、耳、頭部など皮脂分泌が多い部分に生じる湿疹です。赤みやかゆみ、皮むけなどの症状が挙げられます。皮膚に常在している微生物であるマラセチア属の真菌が、皮脂に含まれるトリグリセドを遊離脂肪酸(肌あれの原因と言われている脂肪酸)へと分解し、その遊離脂肪酸が皮膚への炎症を引き起こす事が原因です。
・毛穴のひらき・つまり
→毛穴は正常時でも皮脂や汗を分泌するために開きますが、皮脂が過剰に分泌されると、常に毛穴が開いた状態になる為、毛穴の開きにつながります。また、皮脂が毛穴に詰まり、角質や汚れなどと混ざると毛穴のつまりとなり、それが空気にさらされて酸化すると黒ずみになります。
・くすみ
→過剰に分泌された皮脂とファンデーションなどのメイクの油分が混ざり合い、空気に触れて酸化すると、暗くくすんだ印象の原因となります。他にも、食事の代わりにお菓子などの糖質を多く摂取する方に多い「肌糖化」や、肌の水分不足などで起こる「ターンオーバーの乱れ」などくすみには様々な原因が考えられます。
3.皮脂による肌トラブルのケア方法って?
過剰な皮脂分泌は、普段のスキンケアや食生活で改善することができます。皮脂が気になる方は、ご自身が普段行っているケア方法とぜひ比べてみてください。
その1 正しい洗顔とクレンジングをしましょう
皮脂やテカリが気になるからと言って、1日に何度も洗ったり、ゴシゴシと摩擦を与えたり、熱いお湯やシャワーで直接すすいだりする洗顔方法は、逆に皮脂の分泌を促してしまいます。洗顔のときは、摩擦がかからないようたっぷりの泡で優しく包み込むように、プレスをかけながら泡を浸透させます。その後、32~34度の少し冷たく感じる程度のぬるま湯で洗い流します。クレンジングも同様に、ゴシゴシこすりながらではなく、優しく落としてください。アイメイクなどは専用のリムーバーを使用したりなど、メイクの濃さや部分にあったクレンジングを選んでいただくことがおすすめです。
その2 レチノールを使用しましょう
レチノールとは、ビタミンAです。レチノールには、皮脂の分泌をコントロールする効果があります。また、皮脂の分泌をコントロールするだけでなく、ターンオーバーも促すため、シミ・シワの改善はもちろんのことアンチエイジングに特化している成分です。皮脂の分泌が気になられている方だけでなく、美肌を目指される方にも是非お勧めしたいのがレチノール配合の美容液です。
その3 定期的なピーリングをしましょう
皮脂の分泌が気になられている方には、月に1度のピーリングがお勧めです。特にお勧めなのが、サリチル酸が配合されたベビーピールで、肌の表面にある古くなった角質や汚れを取り除く効果があります。
その4 紫外線対策をしましょう
紫外線を浴びると、肌の水分量が低下する為、これ以上乾燥させないように皮脂分泌が過剰になります。また、紫外線は皮脂の酸化を促す効果もある為、毛穴の黒ずみの原因にもなります。その為必ず日焼け対策は行いましょう。日焼け止めを購入する際の注意点は、「PA++++」であるもの、「SPF30以上」のもの、なるべく「ノンケミカル」のものを選ぶことです。紫外線が強い夏は、日焼け止めだけでなく日傘や帽子、サングラスも使用するようにしましょう。
その5 食生活を見直しましょう
美肌を目指すのであれば、食生活の改善は必須です。脂質や油分、糖質が多いものを控えること、またビタミンB2やB6、ビタミンC、ビタミンAが含まれる食材を摂取するよう心がけましょう。
【ビタミンB2・B6】
肌の新陳代謝を促し、皮脂量を調整します。また皮膚表面の弱酸性を保持することで最近に対する抗菌力を高めます。
例:卵・乳製品・レバー・ウナギ・藻類・マグロ・カツオ・ニンニク など
【ビタミンC】
活性酸素を抑え、メラニン増加を予防し、破壊されたコラーゲンを修復する効果があります。
例:パセリ・イチゴ・レモン・ブロッコリー・小松菜 など
【ビタミンA】
皮膚や粘膜を健康に保つ効果があります。
例:レバー・卵黄・ニンジン・ほうれん草・かぼちゃ など
その他にも、食物繊維やタンパク質もバランスよく摂取することで、美肌効果だけでなく、髪や筋肉、骨など健康的な体づくりにも役立ちます。
その6 適度に自分へのご褒美を
ストレスによる自律神経の乱れは、肌への影響も大きいことが分かっています。その為、睡眠時間をしっかり確保し、たまには自分を甘やかしてリフレッシュする時間を持つことがおすすめです。
例えば、好きな入浴剤を入れて湯船にゆっくり浸かったり、アロマを炊いたり、好きな音楽を聴いたり、映画を観たり・・・と忙しい日常でも意識して自分を甘やかす時間を確保しましょう。
4.オススメのLATINÖUアイテム
LATINÖUは、繊細なアジア人の肌質に合わせて作られた基礎化粧品です。過剰な皮脂によるトラブルでお悩みの方にもおすすめの成分が贅沢に配合されています。
【フェイシャルエッセンス | 化粧水】
水よりも高配合されたガラクトミセスにより、肌の保湿効果に大変優れた化粧水が誕生しました。細かいミストタイプのスプレーなのでパッティングを行うことなく、手のひらでぎゅっと包みむだけで角質層まで浸透していきます。肌への摩擦をできる限り減らすことを考えた、皮脂トラブルでお悩みの方にもおすすめの化粧水です。
フェイシャルエッセンス | 120ml
【STMセラム | 美容液】
抗炎症作用のあるオメガ3やSPM(オメガ3系脂肪酸であるEPA、DHAが代謝されてできる成分)、ターンオーバーを促すレチノールが配合されているため、皮脂の過剰分泌で炎症が起きている肌を鎮静する効果や、皮脂の分泌を抑制しコントロールする効果があります。つまり皮脂トラブルがある肌への根本的なアプローチが出来る美容液となっております。また、幹細胞培養上清液が高濃度に配合されているため、肌の修復作用も期待できます。
STMセラム | 30ml
【ラディエンスRクリーム | クリーム】
毛穴の黒ずみを予防する事ができる抗酸化作用の高いフラーレンが配合されているため、皮脂の酸化を抑制することが可能です。保湿力も高く乾燥による皮脂の過剰分泌を抑制してくれる効果があります。
ラディエンスRクリーム | 50g
5.まとめ
美肌を目指すには皮脂のコントロールが欠かせません。日常生活で少しでも今回ご紹介した方法を取り入れてみたり、基礎化粧品の成分や使い方を意識するだけでも、肌は変化します。皮脂が活発になる本格的な夏が始まる前に、一緒に皮脂をコントロールしましょう。