【美容ナース監修】最近よく耳にする「リポソーム」って一体なに?

【美容ナース監修】最近よく耳にする「リポソーム」って一体なに?

最近よく耳にするリポソーム・・・皆様は一体なにかご存じでしょうか?今回は、スキンケア用品やサプリにも使用されているリポソームについて解説していきます。

目次

1 リポソームとは

2 スキンケアにおけるリポソームのメリットって?

3 LATINÖUで採用しているリポソームについて

4 まとめ
 

リポソームとは?

リポソームを和訳すると、Lipo(脂肪)Some(小さい組織)です。その名の通りリポソームとは、複数層のリン脂質という油でできたカプセルを指します。

このカプセルは、細胞の膜とほぼ同じ成分でできているため、人体の細胞とよくなじむのが特徴です。また、リポソームは水と油の両方に溶けるので、様々な美容成分を中に閉じ込めることができます。

 

さらに、このカプセルは何層にもなっていて、ゆっくりと美容成分を肌に浸透させることができます。この仕組みのおかげで、薬やサプリ、スキンケアなどの成分を効果的に肌に届けられるのです。

 

スキンケアにおけるリポソームのメリット

★肌の奥までゆっくり有効成分を浸透させる

リポソームは玉ねぎの様に多層構造になっている球体状のカプセルです。美容成分を閉じ込めたリポソームを肌に塗布すると、肌の奥で玉ねぎのようにカプセルの層が外側から1枚ずつ剥がれて、美容成分がじわじわと浸透します。このようにゆっくりと浸透していく仕組みのため、美容成分の効果をより長持ちさせることができます

 

また、強い成分を使うときでも、リポソームを使うと肌への負担を抑えられます。たとえば、初めてレチノールを使う方でA反応が心配な方は、リポソーム入りの化粧品なら副作用(A反応)を軽減させることができます。

 

つまり、これまで細胞への浸透が難しかった美容成分を確実に届け、その効果を長時間持続させたり、薬剤の副作用を軽減するなど様々な嬉しい効果があるのが「リポソーム」の特徴です。

 

★美容成分を新鮮な状態で届けることができる

リポソームはカプセルなので、美容成分が空気に触れることなく肌に届きます。空気に触れると酸化して効果が落ちる成分も、リポソームなら新鮮な状態で肌に届けられます。

 

★保湿効果が高い

リポソームのカプセルは脂質由来のものでできているので、保湿効果も抜群です。美容成分を届けるだけでなく、肌の奥からしっかり保湿してくれます。

 

 LATINÖU(ラティーヌ)で採用しているリポソームについて

LATINÖUの製品では、「Facial Essence(化粧水)」と「Stem Serum(美容液)」にリポソームの「ドラッグデリバリーシステム」を採用しています。

 

ドラッグデリバリーシステムとは、通常のリポソームよりも成分を「肌のどの部分に届けるかを調整できる」のが特徴です。これにより、表皮や真皮など、効果を発揮させたい場所に的確に成分を届けられます。

従来のリポソーム技術は、美容成分を深い層まで浸透させることができますが「どの層に浸透させるか」は調整することができませんでした。LATINÖUのディスク型のリポソームは、特別な製法で浸透させる層を選ぶことができるため、成分ごとに狙った部位に届けることができます。LATINOUでは、この技術を使って表皮や真皮に適した成分を届け、効果的なエイジングケアを実現しています。

LATINOUの肌の層別美容成分は以下のように分かれています。


★表皮の浅層~中間層
表皮の浅層~中間層には、ハリ感やコラーゲン生成を促すレシチン・ホスファチジルコリン・リゾレシチンなどの成分が浸透します。エラスチンやコラーゲン生成を促す成分で小じわ感を改善し、ハリ感をもたらします。
 
★表皮の中間〜深層
表皮の中間〜深層には、抗酸化作用や抗炎症作用に効果のあるオメガ3やアスタキサンチン、SPMなどの成分が浸透します。
肌の炎症を抑える効果があり、炎症やレーザー後のケア、肝斑などにも効果的です。
 
★真皮層
真皮層には、美白効果や抗酸化作用があるナイアシンアミド・ビタミンC・アゼロリシン・ビサホロール・フィチン酸などの成分が浸透します。
毛穴やキメを整えたり、メラニンの増殖を抑えたりする効果があります。

 

まとめ

リポソームのドラックデリバリーシステムを用いることでより、効果的に美容成分を肌に浸透させることが可能になりました。スキンケアを選ぶときは、成分だけでなく、その成分がどうやって肌に浸透するのかも気にすると、より効果的なエイジングケアができるヒントになりますので、是非、参考にしてください。